スクリュープロペラ

船など水上、又は水中を移動する乗り物の推進機の一種。回転翼が水をかくことによって、回転軸方向に揚力を作り、推進する力を得る。単にスクリューやプロペラ、水面下に隠れて見えない事から暗車とも呼ばれる。競艇では「ペラ」と呼ばれている。

船舶用プロペラを製造しているメーカーは、「ナカシマプロペラ」・「かもめプロペラ」・「ミカドプロペラ」などが有名。中でも「ナカシマプロペラ」は、数十万トン級の大型船から、潜水艦、モーターボートまで含めて全世界の舶用プロペラの3割を供給しています。

特殊なスクリュープロペラ

二重反転プロペラ
燃費を重視する船では、二重反転プロペラが使われている。ポッド推進器を固定されたスクリュープロペラの後部に備えて、二重反転プロペラとする工夫も行なわれている。
可変ピッチプロペラ
後進時には、通常、推進軸を逆回転させるが、タービンを使用した推進機関のようにギヤや逆回転用の装置を備える事を避けたい場合は、可変ピッチプロペラを採用し、プロペラピッチの変更で対応する事がある。
ポッド推進
スクリュープロペラの取り付け角を回転させる事で、舵を不用とし、後進も迅速に行なえるポッド推進がある。
ハイスキュー・プロペラ
水中速力30ノット超の原子力潜水艦などではブレード枚数が7枚と多く、個々の翼は細長くて面積が小さく翼の後退角が大きいスキュード・プロペラと呼ばれるプロペラが採用されている。ハイ・スキューと呼ばれるプロペラでは後退角が連続変化する複雑な曲線で構成されている。
ポンプ・ジェット
スクリュープロペラの周りをダクトで覆うポンプ・ジェットと呼ばれる推進方式がある。水中翼船など、より高速を得ようとする船舶ではウォータージェット推進が用いられる。